2026年4月1日施行:自転車の青切符導入

🚲 2026年4月1日施行:自転車の“青切符”導入で何が変わる?罰則強化と左側通行・二段階右折の徹底
2026年4月1日から、自転車にも**「青切符制度」**が導入されます。
これにより、これまで見逃されてきた軽微な交通違反も、正式な「違反記録」として扱われるようになります。
特に注目すべきは、**「道路の左側通行」と「二段階右折」**の徹底です。
この2点は、制度施行後に最も多く取り締まり対象となる可能性があります。
🟦 青切符制度とは?
青切符は、軽微な交通違反をした自転車利用者に対して交付される違反通知書のことです。
罰金を課すだけでなく、違反履歴を記録・蓄積し、再犯防止を目的としています。
違反を繰り返すと、「自転車運転者講習」(有料・3時間)の受講命令が出される可能性があります。
🚴♀️ 基本ルール①:道路の左端を通行する
自転車は「軽車両」として扱われ、車道の左側端を走行することが義務です。
道路交通法第17条第1項・第4項
軽車両は、道路の左側端に寄って通行しなければならない。
違反例:
- 車道を右側通行する(逆走)
- 車道中央を走る
- 歩道と車道を行き来する
これらは通行区分違反となり、青切符の交付対象になります。
→ 罰則:3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金(従来刑)
↪️ 基本ルール②:右折は「二段階右折」が原則
自転車での右折は、車と同じ方法(小回り右折)ではなく、二段階右折が基本です。
これは交差点での事故を防ぐための重要なルールです。
🚦二段階右折のやり方
- 交差点をまっすぐ進み、反対側の左端で一旦停止。
- 向きを変えて、進行方向の信号が青になったら直進する。
道路交通法第34条第5項
軽車両が右折するときは、あらかじめ交差点の前で道路の左側端に寄り、交差点の向こう側に進行して右折しなければならない。
右折レーンに直接入って車と一緒に右折する行為は、通行方法違反になります。
→ 罰則:3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
→ 青切符制度下では:行政処分・違反記録の対象
🚦 信号・一時停止無視も対象に
青切符制度施行後は、信号無視や一時停止無視も軽視されません。
- 信号無視:3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
- 一時停止無視:5万円以下の罰金
📱 スマホ操作・イヤホン運転は禁止
ながら運転(スマホ・イヤホン)は「安全運転義務違反」に該当します。
事故の大きな要因となるため、青切符交付の対象となる可能性が高いです。
☂️ 傘差し運転・夜間無灯火も罰則対象
傘差し運転やライト未点灯は、軽微でも見逃されません。
夜間走行時は必ずライト点灯と反射材装備を。
🧒 二人乗り・並走も禁止
幼児を除き、自転車は基本的に一人乗りが原則です。
並走も禁止されており、青切符交付の対象となります。
🧭 違反を重ねると「講習命令」も
青切符が複数回交付されると、「自転車運転者講習」受講命令が出る可能性があります。
講習を受けない場合は5万円以下の罰金。
✅ まとめ:左端通行・二段階右折が安全運転の基本
青切符制度の導入は、罰することが目的ではなく、
「正しい自転車マナーを定着させる」ための取り組みです。
とくに次の3点を意識することが大切です:
- 車道は左端をまっすぐ走る
- 右折は二段階で安全に
- 信号・スマホ・ライトに注意する
「ルールを守ること」が、事故を防ぐ最大の安全策です。
2026年4月からの新制度をきっかけに、今一度運転マナーを見直しましょう。
参考・引用元:
警視庁「自転車の交通ルール」
(https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/rule.html)




























